pokopoco’s diary

日常的に気付いた事や学習した事を投稿しています

勝負に対する考え方 村上春樹作品から学ぶコト

 こんばんは。今回は勝負における考え方について自分なりの意見を述べたいと思います。

 先日村上春樹さんの「一人称単数」という作品を読了しました。この作品は短編複数で出来た文庫であり、半日あれば読了できると思います。この中で【「ヤクルトスワローズ詩集」】という作品が載っておりその作品についてのレビューをしたいと思います。

 作品の中で自分が印象に残った文がありました。引用は以下の通りです。(一部抜粋を省略します)

 

 【勝つよりは負けることの方が遥かに多かったけれど、僕もまだ若かったし、外野の芝生に寝転んでビールを飲みながら野球観戦し、時々あてもなく空を見上げていればそれでまずまず幸せだった。たまにチームが勝っているときはゲームを楽しみ、負けているときは「まあ人生、負けることに慣れておくのも大事だから」と考えるようにしていた。 ~省略~ 人生は勝つことより、負けることの方が数多いのだ。そして人生の本当の知恵は「どのように相手に勝つか」よりはむしろ、「どのように上手く負けるか」というところから育っていく。

 

 ここを読んで自分なりの葛藤が少し軟らんだ気がしました。自分の場合Jリーグが好きで、地元のクラブを心から応援しています。毎週の試合はどうしても気になってしまいスマホを恐る恐るチェック。。勝つなら安心感で良いのですが残念ながら現状は理想の勝ち数とは程遠い状況。「負けているんじゃないか・また負けたのか。。」と気分が落ち込む状況が多かったです。

 そんな日々のなかこの作品を読んで、「負けることにある意味ポジティブに慣れて、気落ちしないメンタルを育み次に繋がる何かを探す」ということを学んだ気がします。そう簡単に負けを受け入れやすくすることは今までの完璧主義に近い考えを正すことになるため、そう簡単にはいかないかもしれませんがこれからの過ごし方を充実させるためにも取り入れていいんじゃないかと思いました。

 

 この記事をご覧いただいた方の中にも贔屓チームを持つ方も多いと思います。勝利以外は認めない!と考えている方もいると一定数いると思いますが、この本を読んで上手くいかない状況から来るストレスを緩和できるようおススメさせていただきます。

 今回の記事をご覧いただきありがとうございました!

 

 引用先:「一人称単数」村上春樹著 文藝春秋